Y家母屋の解体
白馬村のY家母屋
残念なことではありますが、解体がなされました。
神城断層地震の発生において、Y家の母屋は北側に大きく傾いてしまいました。
この原因として考えられることは、まず、不同沈下が起こり
建物が大きなダメージを受けたと共に
根固め、足固めが不十分であっただろうと思われます。
解体が進められるにあたり、
柱の根継がなされてなく、修理が不十分だったことも判明しました。
伝統工法で建てられた建物は、土塗り壁がはがれ落ちたり、
壁が壊れることはあったとしても、建物がつぶれてしまうことは
まずないのです。
しかし、修理を行うにおいて、確実に行うことが大事だということ
よくよく解りました。
by om-midoriya
| 2015-08-10 16:12
| 現場日記