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長野で木の家、パッシブソーラーの家。

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鬼無里中学第二体育館

皆さま

初夏の候、いかがお過ごしですか。
水無月に入り新緑まぶしい鬼無里を訪れました。
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そこでひとつの建物に出会い、びっくりしました。
そこには、明治43年建立の、人で言えば100歳の建物(鬼無里中学校第二屋内運動場)が凛と物静かに私を迎えてくれました。






内部に入り驚いたことに、洋トラス小屋組1.8m間隔に18組12.6mの間口を支える構造美に心を奪われました。この建物が解体されると聞き、びっくりしたのは言うまでもありません。
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大正12年建立の重文「旧制松本高等学校講堂(あがたの森文化会館)」の保存再生工事に携わらせていただきましたが、これにおとらぬ建造物だと感じました。
何とか再生できないものかと、私は立ち上がります。
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鬼無里中学第二体育館_f0117498_14284280.jpg


①鬼無里明治住民の文化水準の高さが分かる。財力があり、教育向上心が強い。信州でこんな建造物を見たことがない大変貴重である。(この建造物を通して、鬼無里又は日本人の良心が伝わる)
②当時一流の建築士により、明治時代に外国から取り入れられた洋小屋トラスを採用している。豪雪地帯ながら部材が大変大きい。
(日本にこんな事例が他にあるか分からない。私は日本一だと思っている)
③材料は、鬼無里の最高級松材を使い、床板も鬼無里のブナ材です。
(日本が誇れる最高級品が使用され、日本一の地産地消である。)
④明治時代から大規模な改修はなく、存在することがすばらしい。
(少ない手入れで100歳も建造物が存在している。これも日本一)
⑤鬼無里戸隠の成熟している社寺大工が関わっている。土台の金輪継手や木材の使い方など大棟梁が関わっている。(木材をかんなで超仕上げを施された大変な大工事であったことが伺える)
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長野市は6月11日ごろまでに、建物解体工事や新建材箱物で30年バラックと思われる建築の設計作業をする設計士を入札で決めるようです。来週とにかく私なりに行動を起こそうと思います。

皆様ぜひ力を貸してください。

平成22年6月4日
NPO法人信州伝統的建造物保存技術研究会
理事 広報委員長
株式会社美登利屋工務店
森  望
by om-midoriya | 2010-06-04 14:49 | 建築にふれて感じる
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長野市のパッシブソーラー工務店、美登利屋工務店の社長のブログです。


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